『イタリア旅行日記』②ミラノ・ヴェネツィア
- あんのまる
- 2024年1月26日
- 読了時間: 10分
更新日:2024年12月13日

トップ・シークレット(6)約束のプロミッション
6巻の執筆のために、イタリアに取材に行ってきました。
ここでは、6巻のシーンごとに、
取材中にとった写真をのせながら
旅の小話を書いています。
6巻の物語をふりかえりながら
読んでもらえたらうれしいです!
⚠️警告⚠️
6巻のネタバレもあります!
なので、ぜひ本編を読んでからこの旅日記を読んでもらえたらうれしいです!
※このブログにのっている写真は、あんのまる本人が撮ったものです。
また、引用つきの画像は、著作権のルールを守って使用しています。
許可なく無断転載(どこかに勝手に投稿する)などはしないでくださいね。
まずはじめに
『イタリアについて』
イタリアは正式名称をイタリア共和国といい、20の州からできています。
たてに長い、ブーツのような形をしていて、北部と南部でよく表されています。
今回は、イタリアの北部にある、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネツィアの4つの都市に行ってきました!
目次
ミラノ
STAGE Ⅰ 8…ミラノの街並み
STAGE Ⅰ 9…教会 最後の晩餐
ヴェネツィア
STAGE Ⅰ 10…街並みと紙吹雪
STAGE Ⅱ 1…サンマルコ広場
STAGE Ⅱ 2…フローリアン
STAGE Ⅱ 3…ゴンドラ
STAGE Ⅱ 3…仮面
STAGE Ⅱ 5…ドゥカーレ宮殿と『天国』
STAGE Ⅱ 7…井戸
STAGE Ⅳ 1…サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
STAGE Ⅳ 4…サン・ジョルジョ・マッジョーレ
こばなし:『神曲』と星についてのお話
ミラノ
STAGE Ⅰ 8に登場したミラノの街並み
(1枚目は、早朝のミラノを走るトラムの写真です。
2枚目は、夕方のミラノの街並みです。)
ナノも、こんなすてきな道を歩いたのかな、とドキドキしながら街並みを進みました。
STAGE Ⅰ 9に登場した「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の最後の晩餐」

このサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の左側にある元食堂のなかに、
「最後の晩餐」はありました!

(引用:leonardo da vinci "the Last Supper.jpg" .パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集.https://publicdomainq.net/leonardo-da-vinci-0020622/,(参照2024-1-17)
ナノがこっそりしのびこんで見た「最後の晩餐」です。
わたしは、事前にオンラインでチケットを予約していたので、案内人のガイドのもと、すんなり入って見学することができました(笑)。
食堂の9メートル以上のはばの壁に、直接描かれた絵の、迫力と魅力はすごかったです!
生でみることができたとき、感動しました。

ここは、「最後の晩餐」の描かれている食堂の、建物の写真です。
この壁の向こう側に、「最後の晩餐」はありました。
この窓から、ナノは入ったのかな? なんて、想像がふくらみました。

この写真の右側の茶色の建物が教会で、元食堂は正面の建物の奥のほうにあります。
敷地内(しきちない)は、少し入り組んだつくりになっていました。
この広場で、ジャックとイェールは、ナノを待っていたのかもしれませんね。
ヴェネツィア
STAGE Ⅰ 10に登場した街並みと紙吹雪

こちらが、ヴェネツィアの、サンタルチア駅を出てからすぐにあらわれる、
表紙にも描かれた、リアルト橋という、大理石のすてきな橋です。
(1枚目は、少しとおくから撮ったリアルト橋です。
2枚目は、橋から見た景色です。)
ヴェネツィアについたとたんに、まるで映画がはじまりそうな美しい景色が広がって、歩くたびに幸せな気分になりました。
街には、たくさんの橋がかかっていました。
ナノとルシィルが、ゴンドラでくぐった”ため息橋”は、すてきな言い伝えがあったりするんです。
気になった方は、ぜひ調べてみてください!
ヴェネツィアの街には、ロマンがあふれていました!

マスカレード(仮面)カーニバルの時期の、ヴェネツィアの街には、紙吹雪がたくさんおちています。
まるで雪がつもっているようで、とってもすてきでした。
STAGE Ⅱ 1に登場したサンマルコ広場
(1枚目と、2枚目は、それぞれの方角から見た鐘楼です。
3枚目は、高い場所から見下ろしたサンマルコ広場です。)
ティルとギルがいた、紙吹雪の舞うサンマルコ広場に行ってきました!
ここでは、マスカレードカーニバルの”天使の飛翔”というイベントが行われました。
高い鐘楼から、天使のかっこうをした女性が舞いおりるのです!
すてきなイベントですよね。
カーニバルの時期は、この広場で、さまざまイベントがひらかれていて、音楽と人々の声がたえることなくひびいていて、とってもにぎやかでした。
STAGE Ⅱ 2に登場したフローリアン
(1枚目は、わたしの食べた、おいしいデザートです。
2枚目は、外から見た、ガラスごしのカフェの様子です。
3枚目は、カフェのなかの様子です。)
世界最古のカフェといわれる、フローリアンにいってきました。
Doubtが、ヴェネツィアで集っていたのも、きっとここなんじゃないかな? と思い、ドキドキしながら入りました。
まるでお城の中のように、とってもすてきな内装で、座っているだけでウキウキする場所でした。
わたしは、アフォガードという、バニラアイスにエスプレッソのコーヒーをかけたスイーツをいただきました。
とってもおいしかったです!
お値段がちょっと高いのも、味わい深い思い出になりました(笑)。
STAGE Ⅱ 3に登場したゴンドラ
水の都のヴェネツィアには、水上タクシーや船、ゴンドラがかかせません!
船のお店や、観光用のゴンドラ、住民用のゴンドラなど、いろんな船を見られて幸せでした。
夕暮れどきに、ゴンドラに乗りました。
夕日が海にうつって、幻想的な景色に満ちていました。
なんだか非日常とは、こういうことなのかな、としみじみ思いました。
幸せな時間でした!
STAGE Ⅱ 3に登場した仮面

ヴェネツィアの街では、サンマルコ広場や通路などで、屋台のような場所でたくさんの仮面が売られています!
色々なお店で、すてきな仮面がならんでいるので、自分の仮面を選ぶのにとってもワクワクしました。
ナノが、ルシィルにもらった、エメラルドと黒むらさきの仮面を探したのですが、なかなかみつけられませんでした。

お店で、水色にちかいエメラルド色の、こちらの写真の仮面を見つけたとき、
「イメージが近いかも!」と思い、ゲットしました!
いつか、ナノの仮面を見てみたいです!
STAGE Ⅱ 5に登場したドゥカーレ宮殿と『天国』
ナノとレオ、シャルルとマキが再会した、ドゥカーレ宮殿に行ってきました!
宮殿にある、ティントレットの描いた『天国』という巨大な絵をみてきました!
迫力がすごくて、あっとうされてしまいました!
『天国』の絵の写真は掲載できないため、Google Arts & Cultur に掲載されているページのURLをここにはりました。
ここから、絵を見ることができます。
↓
(引用:Domenico Tintoretto "Il Paradiso" .Google Arts & Culture.
URLの先は、ドミニコ・ティントレットの書いた、「Il Paradiso(天国)」です。)
※インターネットを使用するときは、未成年のかたは、保護者の許可をもらって、
安全に使用してくださいね。
STAGE Ⅱ 7に登場した井戸と、紙吹雪の街並み
海にうかぶヴェネツィアでは、地下水をほれないので、雨をためて”ろか”することで、飲み水を手に入れていたようです。
なので、ヴェネツィアの街なかには、たくさんの井戸があるんです。
どの井戸もすてきなデザインなので、井戸めぐりの旅をするのも楽しそうだな、と思いました!
今回、六角形の鏡のついた井戸を探してみたのですが、ざんねんながら見つけられませんでした。
いつかきっと、見つけてみたいです!
STAGE Ⅳ 1に登場したサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
(1枚目は、近くから見た教会です。
2枚目は、遠くの船着き場から見た教会です。ヴェネツィアは霧(きり)が多く、すてきなシルエットをうかばせてくれました。)
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂に行ってきました!
わたしが行ったときは、修復工事中で、ついたてに広告がどどんとのっていました(笑)。

教会の前の広場にあった、井戸です。
ナノたちは、この井戸から、教会の地下にある、氷の秘密の集会場に行ったんだな、と思うとワクワクしました!
ざんねんながら、わたしには井戸のふたはあけられませんでした。
わたしも、氷の集会場に行ってみたかったです!
STAGE Ⅳ 4に登場したサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
(1枚目は、船着き場から見た教会の写真です。
2枚目は、船から見た、島の全体像です。
3枚目は、教会のエレベーターをのぼり、頂上から見た景色です。)

サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会に行ってきました。
この教会の、影と日向で、ティルとギルが会話をしたんだと思います。
そう思って、この場所にくると、なんだかむねにこみあげてくるものがありました。
とても、すてきな場所でした。
こばなし:『神曲』と星についてのお話
今回、イタリアに行くうえで、ダンテの『神曲』はじめて読んでみました。
読了まで、とてもとても長い道のりでした(笑)。
ときに美しい文章に胸をうたれたり、ときにくすっと笑ったり、ときに眠りの世界に落ちたりして、地獄篇、煉獄篇、天国篇を、半年ほどかけて読みました。
さいごのページをとじたときに感じた達成感は、きっと一生忘れません(笑)。
じつは、『神曲』のなかでは、たくさんの星について書かれていたりするのです。
煉獄篇の第一歌では、以下のような文章があります。
愛を誘う美しい明星が
東の空にきらきらと満面の笑みを浮かべ
後に従う双魚宮の星の光をおおっていた。
(アリギエーリ,ダンテ(2009)『神曲 煉獄篇 』p.9)
明星とは、”金星”を意味するんです。
ダンテと、その案内人は、この金星をながめてから、煉獄へ向かう旅をはじめます。
そして、ナノと【JAKE】も、2日目の朝、明けの明星とよばれる金星に見守られながら、フィレンツェへ向かう旅をつづけました。
『トップ・シークレット』⑥では、金星というキーワードが多くでてきて、
なんだかドキドキしました。
ほかにも、『神曲』の天国篇では、ダンテのどくとくな宇宙観などが登場し、さまざまな星が登場します。
もし興味があれば、ぜひ、読んでみてください!

(左:アリギエーリ,ダンテ(2008)『神曲 地獄篇 』(平川祐弘訳)河出文庫。
中央:アリギエーリ,ダンテ(2009)『神曲 煉獄篇 』(平川祐弘訳)河出文庫。
右:アリギエーリ,ダンテ(2009)『神曲 天国篇 』(平川祐弘訳)河出文庫。)
わたしは、上記の翻訳本を読みました!
挿絵があり、パラパラとみるだけでも楽しめました。
また、訳注という、翻訳した人の補足(ほそく)や説明などがあり、とっても勉強になりましたので、おすすめです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
『トップ・シークレット』は、ある日突然、わたしの家のポストに入っていたぶあつい手紙からはじまりました。
送り主のわからないその手紙に書かれたお願いをかなえるために、わたしは編集者さんと一緒に、手紙につづられた物語を、本にしました。

(こちらの写真はイメージです。送られてきた手紙の写真は、のせることができないので、写真で雰囲気だけをお伝えします!)
今回は、友人と2人旅をしてきました。
約30分刻みのタイムスケジュールをつくり、1週間ほどで4つの都市を回るという、
かなりハードスケジュールな旅につきあってくれた友人には、感謝しかありません!
物語のなかに登場した、『ヴィーナスの誕生』を見たり、ヴェネツィアの井戸を見たりしながら旅をすることができて、本当に素敵な経験になりました。
この旅で、わたしはイタリアがもっと大好きになりました。
また、この旅日記ではのせきれなかった写真や動画を、TikTokにのせていく予定です!
この旅日記が、あなたの世界のイメージを広げるきっかけになったら嬉しいです!
これからも、トップ・シークレットをどうぞよろしくお願いします!
最後に。
この日記を読んでくれたあなたへ。
いつか、ナノたちがあなたに会いに来る日がくるかもしれないので、
そのときまで、ぜひ、心の準備をしていてください!
それでは、次の物語でお会いしましょう!
常に正義を心に!
